2007-04-21

石神井城跡




















































石神井城は、中世武士の豊島氏の城です。

豊島氏は、葛西、江戸両氏とともに、
秩父流平氏で、鎌倉時代の末には、
石神井郷を領有していました。

室町時代に、城主の豊島泰経は、
武蔵守護の上杉顕定にそむいた長尾景春
に味方しました。そのために顕定を援助
していた江戸城主の上杉定正の重臣の
太田道灌は、文明九年(一四七七)四月、
この城に泰経を攻めて、これを落としました。

石神井城は、中世の平城の一つで、
三宝寺池の谷と石神井川の低地とに挟まれた
小高い丘陵の上にあって、その周囲は空堀や
土囲でめぐらされていました。

今でも空堀のあとの一部を見ること
ができますが、落城によって照姫が水中に
身を投げたという伝説など数々の
哀れな物語を秘めています。

練馬区教育委員会
(看板より抜粋)

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