2008-05-05

その心を止めぬを不動と申し候


「葉一つに目をかけずして、
ただ一本の木に何心もなく打ち向い候えば、
数々の葉残らず目に見え候」

一枚一枚の葉の動きに心を奪われず、
木の全体に対峙すれば、葉のすべてがつかめてくる

「不動明王と申すも、人の一心の動かぬ所を申す」

激しい動きの相手を見ても、
それにとらわれない心、
それが不動明王の心である


「生きるのが楽になる」禅語50話 より

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